ガレノス プロジェクト
プロジェクトの目的
ガレノスおよびガレノスの医学・薬学・栄養学に関する著述、アスクレピオンで行われていた医療を多くの人に知っていただき、現代生活に生かし、健康増進に役立て、ベルガマの本拠地ガレノスミュージアムの普及につとめ、トルコ、および日本、世界中の人々が幸せになることが目的です。
＜ガレノスについて＞
紀元129年にペルガモン（現トルコ）に生まれた医師ガレノスは多くの書物を書き残しヒポクラテス、イブンシーナと共に現在の医学の基礎を作り上げました。彼の書物は古代から中世の1300年にわたり多くの国で用いられました。なぜこれだけの年月支持されていたのかというと哲学や健康観や健康法が人々の理に適うことが多かったからです。
「Medicina summa constitutur in fide infinita et caritate profunda inter medicum et aegeru. Galenus 医療は治療者と患者の愛情と信頼の上に成り立つ」 というガレノスの言葉が今でも使われています。
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＜ガレノスの生地ベルガマについて＞
医学の父ガレノスの生地ベルガマは、古代から学問の発達した都市でした。三大図書館、三大医療施設、温泉療養施設が存在し、人々を知的に満たし、健康に寄与している都市でした。当時の医療は当時の科学の上に成り立っていましたが、不足部分を哲学や心理学を用いて補い、本人の自然生命力に帰結していました。
＜医学史と自然生命力＞現在の医学教育において医学史や哲学を学ぶ機会はありません。近代から急激に発達した科学・医学・薬学は、ますます加速し進歩している状態であり、人間性と科学との乖離はますます進み、医学の父たちが説いた本質が現代には伝わってきません。人類の歴史は進歩と回顧と整合との繰り返しであり、過去にも何度も同じことを経験してきているのです。
ヒポクラテスもガレノスも自然生命力を説き、人間自らが治ろうとする力を信じてきました。医療人も一般の市民も、近代医学ばかりでなく医学史や哲学を知り、何が健康であることなのか、自らの健康について考え、健康増進の管理を自らが行うことは非常に重要なことです。
ご挨拶
医学博士 後藤香織
私は解剖学、生理学、栄養学、化学を学び大学で教えています。私は日本ガレノス協会会長も務めています。私は2011年に初めてベルガマに来ました。ガレノスが生まれた街に来て、古代の病院アスクレピオン、科学都市アクロポリスを見ました。仕事がら私はガレノスの本を沢山読みました。その本には医学に関するたくさんの情報や哲学があります。今の科学でそれらは少しづつ解明されています。トルコは美しい国ですが、ベルガマはさらに別の美しさと未来を持つ街です。
活動履歴
ガレノスレストラン
ガレノスの著書にある食事を再現したレストラン。魚醤の復活をしました。（2012-2015）
東京 ガレノスを知る
東京では、ガレノスの人生、ガレノスの著作の内容を知ってもらうための会議をしています。
トルコでの日本の鍼灸の紹介
日本の伝統医療である鍼灸をトルコのメディポル大学、ドクズエイリュル大学、エーゲ大学、DEUベルガマ校や市民に紹介をしました。
パパティアまつり開催
地元ベルガマガレノス協会との共催にて薬草カモミル（パパティア）とガレノスを紹介する祭りを企画しました。
GALENOS PROJECTの未来
2020年までのプロジェクトの予定は、継続的に「ガレノスを知る」「パパティアまつり」を行い、「ガレノス博物館・薬草園」開設を行っていきます。またガレノスの著作の内容について両国での更なる普及を行います。
私たちをご支援ください
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ガレノスを学びましょう
医学や薬学や栄養学ばかりか、ハーブの皆様もガレノスを一緒に学びましょう。ぜひ会員になってください。
寄付も ベルガマの物産も販売しています
活動を円滑に行うためにも寄付は大変ありがたく頂いております。また、ベルガマの商工業者が作った物品の販売もあります。
一緒に活動しましょう
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SORUŞTURMA
Ulucami Mahallesi, Turan Sk. No:15, 35700 Bergama/İzmir